2014年12月18日木曜日

アヘ顔を作るのは楽しい、それは認めよう

モデラーさんのブログなどを読むと「表情を作るのが楽しい」という人が多いです。

しかし、私はこの表情を付けるモーフ作業というのが大変苦手なのです。

理由は単純、「上手くいかないから」です。

慣れていないとか、センスが無いなどの理由もあるのですが、1番の理由は「今まで勉強してきたマンガなどの2Dを作る技術が
全く役に立たないから」なのです。


マンガというのは、必要最低限ギリギリまで情報を減らします。
いわゆるデフォルメと呼ばれている作業です。

道路標識が記号化されているように、絵は単純なものほど素早く簡単に理解出来るのです。

そして、マンガでは物質以外もデフォルメされています。

例えば、表情。

人間の表情というのは、目や瞼の動きだけではなく、実は首の動きも関係しているんです。

知らない人に対して警戒している時や落ち込んでいる時、顎を引きうつむきます。

逆に仲がいい友達といる時や笑っている時は、顎を出して上を向くような姿勢になっているはずです。

弱点である喉を見せないための本能なのかもしれませんが、首を上下させるだけでも感情表現は出来るのです。

で、この首の上下運動で変わるのが目の形です。
眼球は丸いですので、目を閉じた状態で上を向くとニコ目に、下を向くとジト目になります。

マンガでは、この動きをデフォルメして「ニコ目」を書いているのです。

リアルな人間の眼の形が本当にニコ目になる訳ではありません。

しかし、3Dモデルではニコ目というのがあるので、この形を表現しないといけないのです。

3D流のデフォルメ術とでもいいましょうか。

この絵に描いた餅を食べるような行動が難しくて難しくて・・・。



という感じで現在表情モーフ製作中です。

メタセコのモーフ化は、前回失敗した教訓からkeynoteを勉強しなおしたので特にトラブルなく進んでます。

方法さえ間違わなければ、keynoteはかなり優秀なプラグインでした。

一応順調に進んでいるので、次の更新ではボーン作業に入れているはずです。


ではまた次回ー。

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